1966-11-25 第52回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第5号
デーツ・デックスでデーツ・シロップをつくる、そのためのデーツの輸入に対して関税を軽減し、あるいは免除する、こういう法律を関税定率法を改正することによってつくり、さらに、デーツ・デックスを液状ブドウ糖とまぜていわゆるブドウ糖混和糖水をつくるという計画をしたのは、当時東洋果糖一つです。ほかにはありません。
デーツ・デックスでデーツ・シロップをつくる、そのためのデーツの輸入に対して関税を軽減し、あるいは免除する、こういう法律を関税定率法を改正することによってつくり、さらに、デーツ・デックスを液状ブドウ糖とまぜていわゆるブドウ糖混和糖水をつくるという計画をしたのは、当時東洋果糖一つです。ほかにはありません。
これはまあ別といたしまして、それではあとの液状ブドウ糖とデーツをシロップ化したもので製造する果糖に対して、公庫はこれは最初から融資はできない。農林中央金庫は法律の運用によってできることでありますから、当然、政府としても、公文書をもって示さぬといたしましても、口頭によってこれは金融機関に融資を依頼すべきたてまえでなければならぬのであります。
会社の名前は伏せますが、ある会社が、結晶ブドウ糖の一番液、第一に出る結晶ブドウ糖製造の際に出るその廃液、いわゆる液状ブドウ糖、それを原料とする製品に対して、公庫へ融資申請をしたが、その扱いはどうなりましたか。
○国務大臣(松野頼三君) 専門的なことはわかりませんが、デーツ・デックスというのをつくって、そうして液状ブドウ糖と混合して甘味のハチみつ及びハチみつ代用品にこれが使用されて今日製品として出ているという報告は聞いております。私も専門的じゃありませんので、渡辺委員の言われるように、廃液でできるものなのか、特殊につくらなければいかんものなのか。
要するに、液状ブドウ糖からさらに結晶ブドウ糖に転化する過程もありますが、明らかにこの工場としては液状ブドウ糖をつくらなければならない。そうしてデーツ・シロップとこれを混合しなければならぬ。液状ブドウ糖は事業計画にはっきりと出ておる、こういうことですよ。どうですか。